古傷 |
15年以上前からずっと引きずっている懸案というか気がかりというか、
まあ、事実としてしても古傷なんですけど。
店頭で一目惚れして以来、
「お気に入り」としていつも一緒に行動していたのが
仇となってこんなことに。
「余裕」ができたら、
いつかリペアに出してあげなきゃなぁ...と気になりつつ、
「余裕」ができることも
できそうな気配もないまま
歳月だけが流れ...。
決して生産量の多いギターではないとないと思うのですが、
偶然にも同じギターが近所のアイスクリーム屋さんに飾ってあって、
それを見るたびに我が愛器が不憫になり、
「もうそろそろ手を打たなきゃ」ともう強迫観念に追いつめられた状態。
で、
かくなるうえは
「自分でやってしまおうか」と
先ずはと…情報収集開始。
何分、一目惚れの衝動買い故、
(高校生時代)憧れの「Epiphone」ということ以外、
このギターがどういうものなのか知らなずにきたのですが、
「ES-930J」で検索してみると、
ジッタリン・ジンの破矢ジンタモデルとして発売されたみたいですね。
(ジッタリン・ジン と言えば…I君、CDありがとうございます。)
何気にびっくりしたのが、フルアコであったこと。
ずっとセミアコだと思っていました。
当然ながら「憧れ」のUSA製ではありませんが、
現在の韓国や中国製造のものではなく、
Made in Japan の山野楽器製時代のものみたいですから、
「きっとGOODに違いありません」ということにしましょう。
データ的には
・ボディ材 : メイプル
・指板材 : ローズウッド
・ネック材 : マホガニー
とありました。
で本題のリペア、検索してみますと、
ボンドはフランクリン社のタイトボンドが良いみたいですね。
さっそく雰囲気的にULTIMATEの文字に惹かれ
緑色のⅢを購入。
クランプ類は100円ショップで添木は割箸(笑…少し貧弱でした)という
超エコノミーコースであります。
先ず接着麺を真鍮ブラシで軽くならしてから接着開始 !!
少しドキドキしたので軽く一杯ひっかけてから作業開始したせいか、
少しクランプを締め過ぎたような気がしないでもありません。
念のため、一週間ほど待ってから、クランプ解除。
あんまりきれいではありませんが、良い感じにくっついています。
で、弦を張って...久しぶり見るこの姿。
感慨深いなぁ…やっぱりカッコ良い。
ポインテッドカッタウェイとカラーリングがたまりません。
現在、様子見って感じなのですが、
今のところ、問題なしみたいです。
ところで
やはり継ぎ目部分はやはりニスか接着剤か何かで
コーティングすべきなのでしょうか?
また、ナットはあんまり強力なもので接着しない方が良いですよね?
(教えてくださる方がいらっしゃいましたらお願い致します)
ただ、重大な問題が発覚。
フルアコって生音がでかいんですよね。
いつもソリッドギターを生音で弾いているものですから、
あんまり気付かなかったんですけど...。
音がでかいと
ちょっとしたミストーンも
でっかく響くんですよね。
今更ながら下手くそなんだなぁ...と痛感、
一番の問題は「腕前」ってことでした。